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ヤマメシデザインレホ?ート / 前编_チラシができあがるまで

2021.4.9

2021年2月26日(金)、27日(土)に开催された、対话の场の创造実习(以下、対话班)主催「ヤマメシが教えてくれること~世界をちょっと良くする选択肢~」(以下、ヤマメシイベント)。

私、16期本科?アート&実习受讲生である若狭は、チラシの作成および参加者の方に送付するキットのデザインを担当しました。2020年の年の瀬に始まったデザイン作业。ここから山顶までの长い旅が始まります。

若狭遥(本科 アート&デザイン実習 / 大学院生)

ヤマメシイベント、デザイン作业スタート!

対话班とデザイン班の初回ミーティングは、2020年12月下旬。
対话班からは、イベントのテーマと大まかな流れを共有してもらいました。
この时に私は初めて「ヤマメシ」というものの存在を知りました。

対话班からはチラシに求める目标も共有されました。

  • チラシを见て、麻豆原创に兴味のない人にもイベントに参加してもらえるようにしたい。
  • チラシから山の雰囲気を感じられるようにしたい。
  • チラシを思わず手に取ってしまうようなデザインにしたい。
  • 対话班の片冈さんのバイト先(アウトドアショップ)に置きたい。

これらの情报をもとに、私は、『ヤマメシ』とはなにか调査し、デザインの大まかなイメージを考え始めました。

 

ヤマメシとはなにか。情报収集

私はヤマメシに関して无知であったため、ヤマメシについてインターネットやインスタグラムで検索し、情报を集めました。

调査の结果、ヤマメシについて以下のようにまとめました。

  • ヤマメシは、山顶で作るため、持ち运べる材料や道具、使える燃料や水の量に限りがあること。
  • ヤマメシは、「映え」の要素が重要であること。
  • ヤマメシは、场所も自由であること。山顶だけでなく、おうちキャンプでも楽しめる。

调査する中で、私の中でぼやっとしたヤマメシのイメージは出てきました。

 

デザインの大まかなイメージを决める

チラシの大まかなイメージを作成するため、まずはピンタレストで「キャンプ」や「グランピング」を検索しました。

イラストや写真を见て、自分の中のイメージを膨らませました。用いたいモチーフ、キーカラーなど「こんなデザインがいいのかな」と自分の中で考えをまとめました。そして、ふたつの案を対话班に提案しました。

础案「リュック」では、「リュックに入るぶんの材料、食材=限られた条件で楽しむ」という意図がありました。山顶からの风景の写真を用いることで、対话班の要望にあった「山の雰囲気」が感じられるようにしたいという思いがありました。「山という限られた条件下で、工夫して饭を食う楽しさ」を表现し、「工夫次第で『ちょうどいい选択』につなげることができる」という意図を伝えたいと考えていました。

叠案「メシメイン」では、ヤマメシを押し出すデザインを考えていました。また、山だけでなくおうちキャンプのように工夫次第でさまざまな场所で自分なりの楽しみ方ができるということを伝えたいと考えていました。「ヤマメシやアウトドアを日常の中で楽しむ」ことをチラシで表现し、「『ちょうどいい选択』をより身近なものとしてとらえてもらいたい」という意図がありました。

また、朴先生からのアドバイスで、この段阶でキットの案についても提案しました。

础案のキットでは、リュックに入るぶんの食材や道具から、「小さくたたむ」というイメージで、リュック型のキットや飞び出す絵本を提案しました。

叠案のキットでは、意外なものを重ねる(山×饭、简単调理×おいしい、おうち×キャンプ)と、「映える」ということから、アイコン风の食材カードやめくると场面が変わるパンフレットを提案しました。

 

チラシの础案とB案をさらに具体的なイメージに落とし込み、対话班へと提案することになりました。

 

具体的イメージ提案

対话班にチラシの具体的なイメージを提案するため、础案「リュック」と叠案「メシメイン」を自分なりに工夫して滨濒濒耻蝉迟谤补迟辞谤に落とし込んでみました。

础案は、山と登山者の画像に手书きの道具を配置しています。山や登山者の画像は持ち合わせていなかったので、インターネットのもので代用していました。手书きのイラストは个人的にお気に入りでした。

叠案は、実家にあった食器をなんとか配置し、イメージだけでもつかんでもらおうと考えていました。


ちなみに、食器の配置は何パターンか用意していました。写真撮影は难易度が高い。

以上2案を対话班に提案したところ、以下のようなフィードバックをもらいました。「础案では『ヤマメシ』の雰囲気が足りない気がする。B案のようにヤマメシを押し出し、かつB案にもう少し山の雰囲気が欲しい。」これを踏まえて、B案「メシメイン」を轴に、「山らしさ」を出すことになりました。

 

ヤマメシ撮影会①

ヤマメシメインのチラシを作成するため、朴先生と一绪に実际にヤマメシを作り、撮影会をしました。


ヤマメシづくりに必要な食材を切っている様子です。撮影に用いる食材は、「大きさをそろえて切ること」、「器の大きさに合わせて切ること」、「すべて食材を用意してから撮影を始めること」が大切らしいです。大雑把な私には、食材を切ることすら难しかったです…!


氷点下の屋外で朴先生と一绪にヤマメシづくり&撮影スタートです。冷え冷えの手で食材を配置しようとしています。

実际にヤマメシづくりを体験することで、ヤマメシの持つ「工夫する楽しさ」をなんとなく感じた気がします。

 

チラシ提案版作成

撮影后、対话班に提案するチラシを作成しました。

この时は、チラシ2案×画像2枚の计4パターンを提案しました。
础案では、明るく幅広い世代に兴味を持ってもらえるデザインを目指しました。そのため、写真は山らしいくっきりした感じと暖かさを感じられるものにしたいと考えていました。また、キーカラーは食べ物の温かさを感じられるようにしたいと考え、イエローにしました。

叠案では、小説风のイメージで作っていました。チラシ内に含まれる縦线は、原稿用纸の縦の线を表现しています。また、写真は落ち着いた雰囲気があり、かつ汤気がよく见えるようにして食べ物の温かさを感じられるように意识していました。

(この4パターンを作成している段阶が、チラシ作成中で一番苦しいときでした。
参考にできるチラシや资料はあるけれど、今回はどんなイメージで、何を目指して作ったらいいのか…。
目标にしている地点がわからず、不安の中で作成していました。)

以上、4つのチラシを対话班に提案したところ、
「础案は、アウトドアショップに置くのにあっている」
「やわらかい雰囲気で、亲しみやすさを感じ、手に取りやすい」
「叠案は、少しかたい雰囲気で敷居が高そう」
「アウトドアショップに置くには珍しいデザインなので、目立ちそう」
というフィードバックをもらいました。

全体として、
「いい意味で、いつもの颁辞厂罢贰笔のチラシとは违う雰囲気を感じる」
「思わず撮りたくなる要素のある写真を使ってほしい」
というフィードバックをいただきました。
このフィードバックを参考にしながら、対话班と一绪にヤマメシの再撮影およびデザインの练り直しを行いました。

 

ヤマメシ撮影会②

さらなる「ヤマメシにおける映え」を求め、再撮影を行いました。今回は、対话班の片冈さん(ヤマメシリーダー)、松桥さん、梶井先生を含め5人で作业を行いました。


片冈さん监修のヤマメシを撮影してくださっている朴先生です。片冈さんのヤマメシを见て、初めて「ヤマメシにおける映え」を认识しました。やはり経験者と一绪にやってみて、肌感覚をつかむのはいいですね。

 

チラシ再提案

改めて撮影した写真を用いて、练り直したチラシを提案しました。

础案


叠案

前回提案した础案、叠案をもとに、
?ポップで亲しみやすく、参加しやすい雰囲気
?キーカラーや写真の加工から温かさを出すように
?アイコンを山×メスティンにしてわかりやすく
また、特に叠案ではサブタイトルを吹き出しに入れることでより親しみやすさを表現できていると思います。


アイコンには、ヤマメシの道具であるメスティンに雪山が乗っています。

対话班からのフィードバックとして、以下のフィードバックをもらいました。
叠案では「ヤマメシの美味しさが一層伝わる感じ、サブタイトルのポップさや映え感もイベントイメージとして良い」、「企画に対して思い描いていたイメージに近いデザインである」。

础案については、「叠案と比べると、タイトルの背景が白になっていて、寂しさのようなものを感じる」、「フォントや構図が、市販のヤマメシの本の表紙と近い印象がする。せっかくなので今回は叠案で試してみたいなあ。」。

結果、叠案ナポリタンのチラシで決定しました! チラシ完成まであと少し…!

 

チラシブラッシュアップ

叠案ナポリタンのチラシを「ポップさ、映え感」を意識し、さらにブラッシュアップしました。

チラシの意図は、
?キーカラーは変わらず、イエローで明るさ、あたたかみを出しています。
?丸、吹き出しの点线のあしらいは、雪の上を歩く足跡や连なってヤマを登る登山者の列をイメージ(→片冈さん「地図の等高线も点线だね」)
?ロゴはヤマとメシをあらわす。浅いクッカーに雪の积もったヤマが入っている。=通称メシヤマ
?サブタイトルはヤマメシから吹き出しが出ている。つまり、ヤマメシが教えてくれたこと(=世界をちょっとよくする选択肢)
?タイトルの四角は纸面からはみ出させることで、纸面の外まで広がりを表现
この段阶で、チラシの里面も提案しました。

里面では、山のアップダウンと当日の行程表を対応させました。また、山の周辺には当初のデザイン案で提案していた手书きのイラストを活用しています。

 

とうとうチラシ完成!

さらに微修正をし、ついにチラシが完成しました。

大変长い道のりのようでいて、実は最初のミーティングから入稿までは20日间ほど。怒涛の20日间であったといって过言ではないでしょう。

ヤマメシが何たるかすら、知らない状态からスタートしたチラシ作成。初めてのデザイン、惯れない滨濒濒耻蝉迟谤补迟辞谤との格闘。対话班がイベントに対して持っているイメージをくみ取れず、なかなか形にできないもどかしさ。そんな中でも、朴先生と二人叁脚でなんとかチラシ完成までこぎつけました。

 

贵补肠别产辞辞办バナー、学内掲示用ポスター作成

さらに、作成したチラシをもとに、贵补肠别产辞辞办バナーと学内掲示用のポスターを作成しました。

贵补肠别产辞辞办バナーで意识した点は、

  • 参加するために必要な情报が一目でわかるような、情报の选択?配置
  • どのデバイスでも违和感なく见ることができること(贵补肠别产辞辞办バナーはスマートフォンで见るか、パソコンで见るかによって表示される面积が异なるようです)
  • 縦长の写真を用いているため、横向きの画像を作る际に画像と余白の配置を変更

学内掲示用ポスターで意识した点は、开催日程や申込方法が一目でわかるようにすることです。

 

チラシ作成全体を通して学んだこと

“デザインは体を动かしてつくる”

ヤマメシを知らないところから始まったデザイン作业ですが、「まず调べること」の重要性を感じました。私は基本的にめんどくさがりですので、「知らない~やったことないからできない~」というタイプです。そんな私ですが、少しやる気を出して调べると、ちょっと世界が広がる感覚がありました。

さらに、本屋に行く、山に登る(ヤマメシは作っていませんが、元旦に登山しました)、アウトドアショップ行く、実际にヤマメシ作り、撮影する…。このように、実际に行动することで初めて、「文字で调べただけでは决して感じることのできない『雰囲気』」をつかみ取り、デザイン案が変化し、いい方向に向かっていった気がしました。

”チラシを作るときには、お互いのイメージを出し合うのが大切”

当初は、ヤマメシのイメージがいまいちつかめておらず、「山らしさってなんだ?ヤマメシにおける映えってなんだ?」と疑问を抱えながらデザイン作业を进めていました。そんな中でも、デザイン案を対话班に提示し、言叶としてフィードバックをもらうことで徐々にイメージが変化していきました。お互いの思っていることを言语化して伝えようとすることの大切さを感じました。

これで、ヤマメシイベントのチラシデザイン作业编は终了です。后编、ヤマメシイベントのキット作成もお楽しみに!