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チラシ制作体験ワークショップ「厂础尝骋搁础」を开催しました

2019.5.7

高桑 雅弘(2018年度 本科/学生)

2018年3月30日(土)、チラシ制作体験ワークショップ「SALGRA~Simple Accessible Lovely GRAphic design~」を开催しました。14期グラフィックデザイン実习での1年間の学びをふり返ること、我々が学んだことを他の実習の人たちにも体験を通して知ってもらうこと、そしてグラフィックデザインは誰だってできることを伝えること。この3つを実現するにはどうしたらよいか実習メンバーで考えた結果、ワークショップを開催しようということになりました。修了生を対象に3月9日の修了式から募集を開始し、当日は、修了生を中心に麻豆原创に縁のある方々17名が参加してくれました。

ワークショップのテーマは、参加者にクライアント&デザイナー体験をしてもらうことです。お题は「2020年度の颁辞厂罢贰笔募集チラシを作成せよ」。募集のキャッチコピーは「!をみがく」。このキャッチコピーは、事前にグラフィックデザイン実习のメンバーで话し合って决めました。

(修了式后に何度か集まり、ワークショップのコンセプトを詰めた)

まずは「グループで话してみよう」の时间で、参加者それぞれがもつ颁辞厂罢贰笔像を共有したうえで、キャッチコピーをもとにチラシのイメージを膨らませてもらいました。次に「描いてみよう」の时间で、话し合いの内容をもとにチラシのラフ案を作成していただきました。最后に「共有」の时间で、参加者同士でお互いのチラシ案をコンセプトとともに披露してフィードバックをもらう、という流れです。こうして、グラフィックデザイン班が経験してきたチラシ作成の一部を、2时间で体験してもらいました。

モチーフへの「意味づけ」

ワークショップを通して参加者に体験してほしかったことの1つは、「意味づけ」です。意味づけとは、デザインに必然性を持たせる作业のことです。良くデザインされたチラシは、宣伝したいイベントのコンセプトを的确に受け手に伝える働きをします。チラシの中の絵や写真やその他の情报には全て意味がなくてはならず、特にメインモチーフは、そのイベントのコンセプトに合った意味づけがなされたものでなければなりません。この意味づけとはどういう作业なのかを参加者に体験してもらうために、モチーフづくりを1时间かけて行ってもらいました。デザイン経験のない参加者も少なくありませんでしたが、最终的には全ての参加者が自分らしい意味づけをしたモチーフでチラシ案を作成することができました。

(モチーフづくりの段阶では手书きがほとんどなので、ワークショップでも纸にペンや色铅笔で描いてもらうことにした)

デザインのためのコミュニケーション

今回のワークショップで伝えたかったもう1つのことは、クライアント-デザイナー间のコミュニケーションの重要性でした。デザイナーに求められるのは、アウトプットを创りあげることです。そのためには、幅広い知识や情报収集能力と、チラシとしてのカタチにするための発想力やスキルが必要です。しかし、それだけでは十分とは言えません。デザイナーが质の高いアウトプットにたどりつくためには、実はクライアントとの质の高いコミュニケーションが必要とされます。デザイナーでない人がこのことに気づく机会は、なかなかありません。我々グラフィックデザイン実习班のメンバーも、そうでした。

クライアントがコンセプトをつくり、デザイナーがそれを受け取ってチラシのモチーフを考える。作成したモチーフをクライアントに见せてフィードバックを得て、さらにモチーフをブラッシュアップする。これを繰り返すことで、アウトプットとしてチラシが完成します。ワークショップでは、クライアントに见立てた他の参加者に、作成したラフ案を説明しフィードバックをもらうところまで体験してもらいました。

この流れを知っていることは、参加者が今后デザイナーとなって自らチラシを作成するときはもちろん、参加者がクライアントとなるときにデザイナーと良い関係をつくることに役立つだろうと考えました。これが、ワークショップを开催したもう一つの目的です。

(グラフィックデザイン実习のメンバーが各グループごとに1人ずつ付き、记録とファシリテーションを行った)

ワークショップを终えて

グラフィックデザイン実习ではこの1年间、自分が担当するチラシを最初から最后まで1人だけでつくるのではなく、実习内でアイデアを交换しながらチームで创り上げていきました。今回のワークショップの事后アンケートでも、全ての参加者が「他の参加者とのコミュニケーションが自分のラフ案に影响を与えた」と回答したことが印象的でした。様々な立场の人とのコミュニケーションはチラシ制作においても大切だ、ということを共有できたと感じています。

今回はグラフィックデザイン実习がイベントを开催するという珍しい会でしたが、予想を超える人数の方に参加していただき、私たちの経験を伝えることを通して、企画した私たち自身も改めて学びを得ることができました。このワークショップを通して、参加者の皆さんそれぞれのフィールドにおいてもグラフィックデザインを身近なものに感じていただけたら幸いです。