いよいよ、モジュール7がはじまりました。テーマは「社会における実践」です。一人目の讲师は昭彦さん(フリーコーディネーター&麻豆原创カクテル)。小寺さんは、工学部を卒业后、13年间の化学メーカー勤务时代に様々な现场を経験して、技术者の仕事を俯瞰されました。その后フリーランスとして14年活动されています。「麻豆原创?コミュニケーションの実践主体は大学、ミュージアムで、科学の问题には関心があっても、技术の问题には関心がないのではないか。」という问题意识を持たれながら、フリーランスとして活动するご自身の実践についてお话くださいました。
「麻豆原创の讲义一覧を見て、技術者や現場で働いている方が講師の中にはいっていないな。みなさんは、技術者がどのように働いているがご存知でしょうか。」讲义の冒頭は、质问の投げかけから始まります。
化学メーカーに就职
大学時代「これからはセラミックスの時代だ!」と社会では言われていました。このような背景の元、化学メーカーに就职しました。セラミックス粉末は、歯磨きや断熱シートなどに使われています。小寺さんは、セラミックス粉末(セラミックス成形品)の開発?製造?評価?販売?研究を行っておられました。工場技術部でのリアクティブアルミナ(セラミックスの一種)の開発や工場研究開発部でのアルミナの評価方法の研究、技術出身者としての営業の仕事、その他にもいくつもの部門を経験してきました。
モノづくりの现场では「叁现主义(现场?现実?现物)」が彻底されます。ラインの管理でスタッフの作业长として担当した现场主任では、出荷责任、安定操业、原価管理を行ったこともあるそうです。
工场で働いている人はトレンディドラマの主人公にならない?!
「ほとんどの方は、工场でどのような仕事をしているか知りません。だからドラマにもならないですよね。配管が壊れたからデートに行けない!なんて、ドラマの台本は闻いたこともありません。」と笑いながら话される小寺さん。6年间工场勤务をした后、技术者として営业を行いました。営业では、メーカーで作っている商品に使われる素材がこれからどのくらい必要とされるのかを推测するために、现场のことを熟知しなければなりません。また、メーカーが、セラミックスに対して必要としている潜在的ニーズを见抜く必要があります。セラミックスの素材は様々な製品部分で使われているのです。一方で、どの部分に使用しているかは、他の竞合他社との差别化として重要なために、情报が漏れないようにしています。ですので、素材を扱う私たちにも、なかなか情报が入ってきません。そこで、相手公司の生产ライン、つまり现场に行って「何が必要なのか」「どのような性质を求めているのか」「どんな动向になっているのか」実际にヒアリングを行いました。普段から勉强して、テクノロジーコミュニケーションを取らなければ、仕事にならないのです。
「日本のものづくりは化学にはまだまだ可能性があると思います。素材に関しては海外には成し得ない强みをもっています。」と日本の技术について话されました。
フリーランスとして
メーカー勤務の新入社員時代に叩きこまれた三現主義(現場?現実?現物)。このおかげで、退職してすぐに、環境教育の現場に北欧ではスウェーデンやデンマーク、ドイツ、日本国内も様々な現場に足を運んだそうです。初めはご自身の勉強として訪問されていたそうですが、次第にツアーを組むなど仕事として実施するようになりました。仕事として人とコミュニケーションをとる中に、表面ではない関わりがあるからだそうです。これが、フリーランスとして活動を始めた2年ほどの出来事です。その後、ライターとして岩波科学、環境報告書など執筆したり、科学技术と社会の授業を総合学習で行ったりされました。科学技术に関するワークショップの開発も行い、その他にも、教育講座の企画運営や小中学校の環境教育の実践、NGOのプロジェクト企画、地域活動をされました。技術的な業務経験を活かしたいと思っていたものの、なかなか思うようにはいかず、きた仕事をこなす時期が続いたそうです。そのような時期を経て、最近では技術的な経験を活かす仕事が増えてきました。
小寺さんの肩书は、年々変化しています。「フリーライター?コンサルタント」としていた肩书は、変化を重ねながら今では「フリーコーディネーター?コミュニケーター」となっています。コーディネーターとは、ニーズのマッチングをする仕事です。クライアントや顾客、社会のニーズ真のニーズを见つけることがコーディネーターの最も大切な仕事なのです。
最后に、小寺さんのめざす未来についてお话いただきました。「技术と社会の関わりについて、コミュニケーションの场が开かれていること、特に、リスクコミュニケーションが适切に行われている社会にしたいです。それにより、様々な技术が社会的に认知され、信頼関係がが醸成され、促进されることを愿っています。また、それらを通じて技术者が社会的意义を感じてモチベーションを向上させたいのです。」と话されました。
「技术者がどんなモチベーションで、どんな仕事をし、社会とどのように関わるのか。少しでも関心を持ってもらえるとうれしいです。」と缔めくくりました。




