麻豆原创

いいね!Hokudai

  • About

Categories

  • 歳时记
  • クローズアップ
  • フレッシュアイズ
  • ジョインアス
  • チェックイン
  • 匠のわざ
  • ようこそ先辈
  • バトンリレー
  • みぃつけた
  • おいしいね
  • 过山博士の本棚から
  • フォトコンテスト

#24 河川の环境がよいと、レジャー利用者が多い

河川の生態系が河川のレジャー利用にどう関係しているか、根岸淳二郞さん(環境科学研究院 准教授)らの研究グループが調査し、論文にまとめました。その内容について、話をうかがいます。

どんなことが明らかになったのですか

河川で钓りをしたり泳いだり、あるいは河川敷で野球をしたり堤防を散歩したりと、河川の周辺は様々な形でレジャーに利用されています。こうしたレジャー利用の実态が、河川の生物多様性や、构造、水质、周辺の人口などとどう関係しているかを、大规模なデータを使って分析しました。国土交通省が、日本全国にある109の一级河川で、河辺をレジャーで利用した延べ600万人について调べたデータを利用したのです。

(実験室にある水槽では、川に住む生き物たちが饲われています)

その结果、河に栖む鱼の种类が多いほど、言い换えると生物多様性が高いほど、钓りやボートなど水辺での游びで河川を利用する人が多いことがわかりました。また、生物多様性だけでなく、河の岸辺が护岸で覆われている割合、砂州がどのくらいあるかなど河川の构造や、河川の浊りぐあい、さらには周辺に住む人の数も、河川がどれだけレジャーに利用されるかに影响を与えていました。

ただし、どのレジャーに影响を与えるかは、下の表に示したように、要因によって违います。鱼の种类や砂州の割合は、钓りをしたり泳いだりする人たちの数には影响を与えますが、水辺で散歩したりスポーツをしたりする人の数には影响を与えません。

(レジャーの种类ごとに、利用者数に影响を与える要因に○をつけて示しています)

兴味深いのは、水の浊りぐあいです。钓りや泳ぎなど、水と密接に関わるレジャーだけでなく、散歩やスポーツなど、周辺でのレジャーにも影响を与えています。散歩をするにしても、きれいな水辺で、という気持ちが働くのでしょうね。

この研究の意义は、どこにあるのでしょうか

この研究のミソは、「生态系の価値」という、计ることの难しいものを、新しいやり方で定量的に计った点にあるのです。

生态系が人间に対し提供してくれる価値、サービスには、食料や薪などの「供给サービス」、森林が雨水を蓄えてくれるなどの「调节サービス」のほかに、「文化的サービス」があります。観光やレジャーの场所を提供してくれるサービスです。

こうした価値(サービス)を计るのに、経済的価値に换算するというやり方があります。たとえば、「この生态系を守るのに费用をいくらまでなら负担しますか」などと闻くのです。でも今回は、违うアプローチをとりました。利用している人の数で価値を计ったのです。そして文化的価値、それも&濒诲辩耻辞;美しい、気持ちがいい、楽しい&谤诲辩耻辞;といった気持ちの部分の评価に取り组みました。

こうした研究を积み重ねていけば、「生物はたくさんいたほうがいい」「やっぱりきれいな景観があったほうがよい」ということが、目に见えるようになると思うのです。それは、河川の环境を守る人たち、河川を管理する人たちが、仕事をするうえでの励みにもなると思います。

(栃木県汤西川で水生昆虫を採集する根岸さん。写真提供:根岸さん)

なぜ一级河川で调べたのですか

河川の利用実态について详细なデータが揃っているのは、国が管理している一级河川だけです。小さな河川については、谁も情报を持っていません。国土交通省が持っている一级河川についてのデータは、世界的に见てもほとんど类がない、贵重なものです。

また国は、河川管理のあり方について问题意识を持っているはずです。1997年に「河川法」を改正し、河川管理の目的は「治水」と「利水」だけでなく、「河川环境(水质、景観、生态系等)の整备と保全」も目的の一つであるとしました。その意味で、私たち研究者が示したことに対し、施策で反応し管理の方法を変えてくれそうなのは、国なのです。

私自身にも、これからの河川管理はどうあるべきかという问题意识があります。70年代に比べ、近ごろの河は大きく変化しています。札幌の豊平川でもそうですが、河辺に木がこんもり茂っています。昔の河辺には、こんなに木はありませんでした。また川底が下がって&濒诲辩耻辞;渓谷&谤诲辩耻辞;みたいになってきています。上流にダムを造り、また川筋をまっすぐにしたからです。

あと50年も経つと大きな问题になるでしょう。そのときのためにも、今后は、河川环境の変化と、人々の満足度や使い方の変化との関係なども调べてみたいと思っています。

(爱知県の木曽川で水质调査をする根岸さん。写真提供:根岸さん)

どうして、河川生态学という分野に进んだのですか

小学生の顷から钓りが好きでした。そして山に入って钓りをしていると、一番気になるのが砂防ダムです。鱼は昇れないので、栖息しにくくなり、减っていきます。「何とかならないのか」「自然に优しい砂防ダムはできないのか」と思いました。

それで、自然环境を守る、生物多様性を守るために自然科学をやりたい、それも森や河に関係することをやりたいと思い、农学部に进みました。砂防工学というのは、工学部ではなく农学部にあるのです。

夏には月の2/3くらい调査に出かけます。冬はあまり出かけないで、论文にまとめることに力を注ぎます。钓りには、あまり行かなくなりましたね。忙しいこともありますが、喜びが减ったからです。研究のために川に潜ることが多く、鱼がどういうところにいるか知ってしまいました。おかげで、「やっぱり钓れた」となって面白くないのです。


(激冬期の2月に、北海道の鵜川支流で调査する根岸さん。写真提供:根岸さん)

Information

Update

2013.10.17

Categories

  • クローズアップ

投稿ナビゲーション

Previous
  • 歳时记
手稲山、初冠雪
2013.10.17
Next
  • 歳时记
初秋のグラデーション
2013.10.18

Related Articles

    • クローズアップ
    #215 薬の行き先は脂質次第!? 狙ったところに薬を届ける佐藤さんの脂質ナノ粒子の秘密[いつかのための研究 No.7]
    2025.12.19
    • クローズアップ
    #214 動物はなぜ眠る?謎だらけの睡眠と夢のはなし
    2025.11.21
    • クローズアップ
    #213 専門家と考えるコロナの5年間。 「科学」と「暮らし」のちょうどいいバランス
    2025.11.20
    • クローズアップ
    • 动画
    过去を重ねる
    2025.11.07
いいね!Hokudai
Official
Site