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#59 动物と関わりながら研究者として歩む道/唄花子さん(农学研究院 助教)[FIKA No.15]

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颁辞厂罢贰笔とダイバーシティ?インクルージョン推进本部の连携企画、ロールモデルインタビュー贵滨碍础。

贵滨碍础とは、スウェーデン语で甘いものと一绪にコーヒーを饮むこと。

キャリアや进む道に悩んだり考えたりしている方に、おやつを食べてコーヒーでも饮みながらこの记事を読んでいただけたら、という思いを込めています。

シリーズ15回目となる今回は农学研究院の唄花子さん。
唄さんは动物に関わる仕事がしたいという思いを小さい顷から抱いていました。大学院では家畜の繁殖に関する基础研究を行い博士号を取得した后、公司で动物の饲料に関する研究に従事しました。その后、北大に着任し、再度繁殖の研究に挑戦しています。

【森沙耶?いいね!Hokudai特派員 + ダイバーシティ?インクルージョン推進本部】

(农学研究院の唄花子さん)

様々な生き物と関わる中で志した獣医师

幼少期から动物が好きで、ハムスターや猫、金鱼、亀、お祭りで手に入れたひよこを饲うなど、様々な动物たちと深く関わる日々を过ごしてきた唄さん。动物の世话を通じて、命の尊さや动物の生态について学ぶ経験をしていく中で、自然と生き物と関わる仕事に兴味を持つようになりました。小さい顷は獣医を目指していたといい「动物が好きだったのはもちろんなんですが、死を身近に感じる経験も多かったですね。饲っていた动物が亡くなったり、幼い顷からそうした出来事に触れていたことが、獣医を目指すきっかけになったと思います」と话します。

中学、高校では陆上竞技部に所属し、400尘や800尘、マイルリレーといった种目に取り组み、部活に没头する日々を过ごしていました。部活に打ち込んでいたので、进路选択について明确なビジョンを持つことができずにいました。しかし、高校3年のときに进路を决めるにあたって、改めて獣医师という职业を目指していくかどうかを考えることになります。
「獣医学部に进むと実习で多くの命を扱う必要があると知りました。獣医として命に向き合い続けるのは、自分には厳しいと感じました。そこで、农学部ならば、少し违った形で动物に携われるのではないかと思ったのです。実は、农学部でも命を使った実験をしているのですが、その时はそのことをあまり知らなかったので农学部に决めました」と唄さんは话します。

(研究室にはたくさんのマスキングテープのコレクションが。中でもお気に入りなのがリサ?ラーソンの牛柄。「研究で牧场へ行くときなどはスケジュール帐に牛のマスキングテープを贴っています」と唄さん)
特别讲义での出会いで一転した进路

茨城大学农学部に进学した唄さんは、动物への関心は强くなってはいたのですが、3年生のときに次第に授业に出席しなくなり、単位取得が危うくなるという事态に陥ります。
「1、2年生のときは単位を落とすまいと顽张っていたのですが、3年生のときに油断して一人暮らしから実家通いに変えることにしました。実家の埼玉から茨城大の阿见キャンパスまでは电车で2时间ほどですが、途中上野駅で乗り换えます。その上野で降りて动物园に寄るようになってしまいました。年パスを买ってしまったので、そのうち朝家を出て上野动物园で过ごして、家に帰るようになっていきました」そうして、だんだんと大学へ行く足が远のいていったといいます。

そうするうちに复数の授业の出席がぎりぎりになりました。このままでは卒业が危うくなってしまうと思って受けた特别讲义が、唄さんの大きな転机となります。
それは繁殖学が専门の东京大学の今川和彦先生による特别讲义でした。「ウシの受胎率の低さについて、それまで私は人工授精师さんの技术面など、动物の取り扱いという観点から勉强してきました。しかし、今川先生の授业では繁殖に関连する遗伝子の発现制御のメカニズムなど、より详细に説明してもらえました。とても新鲜で魅力的に感じました」といい、讲义终了后に质问をしたり、レポート提出の际にやりとりをする中で今川先生の研究室を见学することになります。

「研究室见学に行った际に先生から『研究生として1年间茨城大に籍を置きながら东大で実験することもできるよ』と言われ、帰るときにはもう修士、博士に进むと决めていました」と唄さん。「その日の帰宅后、両亲に修士课程、博士课程に进みたいと告げました。修士だけだとあまり実験ができないから博士も行きます。申し訳ないけどあと5年间学生ですと言ったら、父は何も言わなかったのですが、母には『胜手にしなさい。口も出さないけど、お金も出さないから』と言われました。私の选択をいつも见守ってくれる両亲にはとても感谢しています。」と笑いながら振り返ります。

先生や先辈を含めた研究室の雰囲気、研究テーマに兴味を惹かれ、就职することも视野に入れていたのですが、今川先生の研究室见学から一気に大学院进学へ舵を切ります。
その后は、茨城大の先生からの応援もあり、东大での卒论に向けた実験と院试の準备を进めながら、东大农学部の修士课程に进学します。

研究から公司研究者へ

修士课程、博士课程では遗伝子発现制御に関する研究を行い、细胞や组织を扱う基础研究に没头しました。特に、哺乳类の繁殖に関する遗伝子発现の制御メカニズムに焦点を当てた研究を进め「その顷のことをあまり覚えていませんが、ずっと大学にいました」と话します。

博士课程を修了した后、唄さんは公司研究职への道を选びます。
その理由について「基础研究は面白かったのですが、社会との距离が远い気がしました。研究成果が世の中に直接役立つことにつながるのではと思い、公司で働こうと思いました」と话し、公司研究者を目指した就职活动の末、饲料会社の研究职に内定します。

会社では、ウシの健康に役立つような饲料成分を研究する仕事に従事。大学院での研究とは全く违う分野でしたが、职场の人々にも恵まれ、仕事は楽しく充実していたといいます。「研究所ではウシを饲っていて、子ウシを近くの牧场から借りてきてお世话することもありました。研究のほかにもそういったところも楽しかったです」と振り返ります。
仕事にも惯れてきた顷、北大农学部の公募情报にふと目が留まりました。「その时に繁殖分野をもう一回やってみたいという気持ちが强くなりました。北大农学部への憧れもあったので、受けてみることにしました」と、応募することに。

(唄さんの一日のスケジュール。夕食も大学で取り、帰宅时间は遅め。「动物が好きなので家で饲いたいと思いつつも、お留守番の时间が长くなってしまうとかわいそうなので饲っていません」と唄さん)

北大ではじまった大学教员としてのキャリア

そうして2015年に北大农学部に着任した唄さん。着任当初は初めての教育、讲义、実习の多さなどに戸惑いもありましたが、同じ研究室の先辈研究者に助けられたといいます。「幸い着任した研究室が3人体制でした。教授の先生も准教授の先生も、とても优しく指导してくださる方々でしたので、教育でも研究でも本当に助けてもらいました」と、とても周りの人に恵まれたと话します。

畜产分野では初めての女性研究者としての着任でしたが、今もその状况は変わらないといいます。「学生は男女半々くらいですが、研究者になる女性は、一気に少なくなります。修士课程を修了すると、就职する女子学生が多いのは农学部全体の倾向です」と、女性研究者の少なさを课题に感じているといいます。

これから研究者を志す学生に向けて「博士に行ったら絶対にアカデミアしか行けない、公司の道はなくなるんじゃないかと考えてる人もいるかもしれません。でも、别にそうではなく、博士に进んでも公司就职もできるし、アカデミアにも行けるので、选択の幅は狭まらないということを知っておいてほしいです」といいます。

就职か进学かで迷う学部生には「もし実験や、自分がやっている研究が好きだったら、ぜひそのまま进んでほしいと思います。私はただ好きなことをやっていて、気が付いたらここにいたという感じです。あまり深く考えこまなくても大丈夫だと思いますよ」と、深刻に考えず、ポジティブに研究を楽しみ、挑戦してみてほしいと话します。

これから挑戦していきたいことについて「私の専门は、繁殖の中でも妊娠が成立するかしないかという、妊娠认识という分野で、主にウシを対象にした研究です。その研究から得られた结果が、哺乳类全般に言えることがあるのかどうかを知りたいと思っています。その动物の种としての固有の特徴なのか、哺乳类共通の特徴なのか、それぞれ明らかにしていきたいと思っています」と话します。

公司研究者を経て、大学教员として动物に関わる仕事を続ける唄さんの挑戦はまだまだ続きます。

(唄さんの研究のおともはコーヒー。「お気に入りのリラックマのキャラクター”キイロイトリ”のマグカップは壊れても同じシリーズを买って、使い続けています」と唄さん)

贵滨碍础キーワード 【博士课程修了者の公司研究者】

(民间公司における研究开発者の割合を学位别に见ると、唄さんのような博士号取得者は修士号、学士号取得者よりも圧倒的に少ないことがわかる)

〈転载:文部科学省(2018年)「研究开発者を採用した民间公司における学位别採用状况」〉

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2025.04.30

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