着者:クリスティアン?ヘッセ
出版社:ディスカヴァー?トゥエンティワン
刊行年月:2012年3月
価格:2160円
みなさま、数学で幸せを感じたことはありますか。私が数学を通して感じた幸せとは、试験で数学の问题が解けたときの达成感。&丑别濒濒颈辫;ちょっと违いますね、もしかしたら私は数学で幸せを感じたことはないのかもしれません。数学は、世の中にあふれています。それに気が付くには、きっかけが必要なのでしょう。この本の着者で数学者であるヘッセの言叶をお借りします。
数学は、いついつまでも感じるところのできる美しさの源泉でもあるのです。その精密さ、透彻した明晰さ、そして优雅は数学的特质だといえるでしょう。
ちょっとあまりついていけないような。しかしその后にこう続きます。
数学には、食事の席や宴会、パーティーでの楽しい会话のネタにすることができる话题が豊富にあるのです。
期待半分でページをぱらぱらめくってみると、なんだか面白そうです。著者の言う通り、何気ない日常生活と数学を結び付けてくれるような話が全部で100話、ユーモアたっぷりに語られています。例えば、『分割して統治せよ、あるいはねたみのないように分ける』という話では、ホールケーキを3人で分けるとき、不満が噴出せずに平和的にみなが満足してケーキを食べられる方法を伝授してくれているのです。しかも、論理的に!! これを知っていれば、3人兄弟の私は、小さなことで喧嘩をしなかったかもしれません。『枕合戦の科学:配偶行動の数学』なんて、少し吹き出してしまうような話まであります。
もちろん、数字を用いてじっくり头を働かせて考えなければならない话や、抽象的すぎる!!とツッコミを入れてしまいたくなるような、さっぱり意味のわからない话も多々あります。それらは飞ばしてしまいましょう。
自分が面白そうだと感じた話だけを読んでみても、古代から脈々と受け継がれてきた数学が、私たちの日常生活の中に溶け込み、あちらこちらで活躍していることに気が付いて、はっとするのです。知らなった~!! 驚きと感嘆が入り混じった、言葉では言い表せないなんとも感慨深い気持ちに包まれました。生きていくには必要ではないのかもしれないけれど、自分の知っている世界に奥行きができたように感じられて、ちょっとだけ得をした気分です。嬉しさで顔がニヤニヤ。筆者のいう“幸せ”とは、このようなことでしょうか。
数学&濒诲辩耻辞;ネタ&濒诲辩耻辞;を仕入れた私は、さっそくだれかに伝えたい衝动に駆られて少々兴奋気味に后辈に话しかけました。今考えれば、ありがた迷惑かもしれません(笑)。
さてさて、読み飞ばしていた话にもう一度挑戦してみよう思います。次はどんな発见が待っているのでしょうか。知的好奇心の赴くままに、さあ、数学の世界へ。
今井瑞依(颁辞厂罢贰笔10期本科)
6日间连続で掲载してきた読书週间の书评企画は今回で终了です。いかがだったでしょうか。
本を手にとっていただくきっかけになったならば幸いです。
