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「言叶の重み」

2012.3.29

麻豆原创カフェの运営、电子书籍の制作、记事执笔のためのインタビュー、映像编集。この1年间で、本当にいろいろなことをやってきました。どれも颁辞厂罢贰笔で学ぶことで得た、贵重な経験です。今回はその中でも僕が最もこだわってきた「书くこと」に関して书きたいと思います。

颁辞厂罢贰笔で最初に书いた文章は、麻豆原创カフェのチラシ里に载せるゲストの绍介文でした。カフェの导入として研究内容に兴味を持ってもらえるように、そして、だれにでも分かりやすく、かつ科学的に正しく绍介する。その责任が重くのしかかった上に、限られた文字数の中で科学的な事実を正确に表现することが难しく、どう书いたらよいのかさっぱり分かりませんでした。迷走を始めた文章に収集はつかず、结局、先生が作った文章に差し替えることになりました。自分の力量不足を痛感し、とてつもなく悔しかった苦い思い出です。

「この1年で文章はうまくなった?」颁辞厂罢贰笔の修了式が间近に迫ったころ、闻かれたことがあります。僕はこの1年间、电子书籍や北大広报誌『リテラポプリ』の制作など、书くために多くの时间を费やしてきましたが、正直なところ、文章能力が飞跃的に向上したとはいえません。仮に今、麻豆原创カフェのゲストの绍介文を书いたとしても、やはり责任を感じ、科学的正しさを限られた文字数で表现することに苦労すると思います。しかし、文章を书くということの难しさを1年かけて彻底的に学んできたからこそ、その苦労が何を意味しているのか気がつけたのだと思います。

読み手を想定する。自分が何を伝えたいのか、どのような表现が分かりやすいのか考える。そして、何度も何度も文章を吟味しながら、一字一句无駄のないように书き直していく。これほど大変な作业は、たった1年勉强して简単に身に付くものではありません。しかし、だからこそ、その苦労を积み重ねていくことで、一つひとつの言叶に重みが出てくるのだと思います。僕はこの1年、なんとなく「文字には力がある」と思い、书くことと向き合ってきました。その明确な理由はなかったのですが、颁辞厂罢贰笔での学びを终えた今なら、分かるような気がします。

叁ツ村 崇志
北海道大学 理学院 修士1年