早岡先生は麻豆原创へ赴任する以前、自然?アウトドア番組制作のディレクターをされていました。「ディレクター」とは何か、という自己紹介を兼ねたお話から、科学技术コミュニケーションと映像をテーマとしたこの讲义は始まりました。
◆映像づくりと映像の力プロの映像は様々な职种の分业で作られています。混同されがちなディレクターとプロデューサーですが、担う役割はまったく异なります。ディレクターはいわば「大工の栋梁」、プロデューサーは「建筑家」です。また、この二役だけではなく、他にもカメラマン、音声、照明、编集などのスタッフが必要です。映像制作は大势のプロがチームを组むことではじめてできる仕事なのです。
映像は多くの人のイメージを同时に一瞬で変えることも可能です。これは映像が持つ特性のためです。早冈先生がこの特性を伝えるために绍介した映像はどれも迫力があり、思わず引きこまれてしまいました。
◆メディアテクノロジーの大きな変化と映像

メディアは情报技术から大きなインパクトを受け、素早く変化していくという特徴を持っています。最近ではスマートフォンの登场によって、あらゆるメディア机器を一台の端末で扱うことができるようになりました。そして电子书籍をはじめとして、あらゆるメディアに映像を埋め込むことも可能です。このように情报技术はメディア、特に映像の利用と表现に大きなインパクトを与えています。しかし、このようなインパクトに惑わされずに映像を适切に利用していかなければなりません。
◆科学技术コミュニケーションにおける意義
近年、研究者は社会とコミュニケーションすることを求められています。しかし、研究者と一般市民との間には、求めているメディアの種類にギャップがあります。研究者の多くが出前授業やシンポジウムをコミュニケーションの場として想定しているのに対して、市民の90パーセント近くが、テレビ番組で科学技术に関する情報を得ているという調査結果があるのです。これからの科学技术コミュニケーションでは、テレビなどの映像メディアを用いた間接的なコミュニケーションにも取り組む必要がある、と早岡先生はお話ししました。
◆映像を用いた実践の可能性と心得
映像を用いた科学技术コミュニケーションは研究者と市民の共通言語となる可能性を秘めています。しかし、映像には必ず制作者の意図や解釈が入っています。映像を用いる場合にはそのことを意識する必要があるのです。
中岛悠贵(2013年度本科?北海道大学理学院修士1年)
