日本酒の谜に迫る
セレンディピティ?科学を変えた瞬间?
饭岛澄男(いいじますみお)博士のカーボンナノチューブ発见
研究室に行ってみよう
高砂酒造? 杜氏(とうじ)西 和夫(にし かずお)さん
◆研究室に行ってみよう(酒蔵に行ってみよう)
今回の「研究室に行ってみよう」はいつもと少し趣向を変えて、ラジオ番组制作のメンバーがスタジオを飞び出して、旭川市の酒蔵まで远征してきました。题して「酒蔵に行ってみよう」。
正月に放送されるということ、そして担当ディレクターである村松慎也(むらまつ しんや)さんが麻豆原创の「日本酒部」(※自主的な課外活動です)の部長であることから、旭川市内で日本酒を製造している高砂酒造株式会社を訪れたのです。

1909年に建てられ、旭川の歴史的建造物にも
指定されている高砂酒造の外観。右は村松さん
高砂酒造は、1899年创业。数々の受赏歴を夸り、男女10人の蔵人达が杜氏の指挥のもと、大雪山系から流れ出る清凉な水を生かして、酒造りに励んでいます。
同社の杜氏(とうじ;日本酒製造全体の指揮をとる人)である西 和夫(にし かずお)工場長が、日本酒にまつわる様々な科学や、酒造りに関する苦労話をお話くださいました。

高砂酒造㈱ 杜氏 西 和夫(にし かずお)工場長
またその后は日本酒製造の现场である工场内を案内していただき、お酒の试饮をさせていただきました。その铭柄は、「国士无双」「一夜雫」「风のささやき」など多岐にわたり、いずれも大変な美味でした。
呑兵卫が揃ったラジオ班メンバーは大感激。取材よりも试饮が目当てだったのかと疑われるほどでした。ぜひ皆さんも高砂酒造のお酒を体験してみてください。
●杜氏の西 和夫 工場長へのインタビューの概要
? 杜氏は日本酒の原料である米の購入から製造、そして出荷までの全工程に対して責任を負う。もちろん工場での実際の作業は蔵人(くらびと)が行うが、その蔵人の管理は杜氏の仕事。
? 蔵人として働いてもらう人は、近隣の農家から秋の収穫後に来てもらっており、長い付き合い。
?旭川は水が豊富なので、水道水ではなく、大雪山から流れ出ている伏流水を使用。
?酒造りは以下の手顺で行う。
原料米の処理(精米、洗米など)
&谤补谤谤;製麹(せいきく;麹、酒母、もろみの製造)
&谤补谤谤;上槽(圧搾、ろ过など)
&谤补谤谤;贮蔵?出荷(贮蔵熟成、调合、瓶詰めなど)
?それぞれの作业の中には、秒単位で管理しなければならない工程や、朝、昼、晩と常にその状态をチェックしなければならない工程もある。

工场内の製麹工程の説明

上槽工程のタンク

贮蔵工程のタンク
? 生酒の貯蔵に当たっては、雪が降る前に美瑛の丘へタンクを持って行き、約3ヵ月半に渡って氷点下3℃で保存?熟成させることもやっている。
? 日本酒の甘口というのは、発酵を途中で止めてしまったもので、糖分(甘味)が残っているもの。また辛口というのは、最後まで発酵をさせたもので、アルコール分が多いもの。
? 蔵人がばらばらになると、酒造りがうまくいかない。皆がそれぞれ専門の工程の作業をしているが、前の工程の人が手を抜くと当然味が悪くなる。良い仕事をして次の工程に渡すと、良い酒が出来る。蔵人が働きやすい環境を作ることが杜氏にとっては大変重要。
?地元の食材、料理をおいしくするものが日本酒。
?日本酒造りの魅力は、同じ原料米を使っても、人それぞれに味が违ってくること。だから、「おいしくなった。」と言われることが一番の励み。

高砂酒造の製品
◆旭川市科学馆「サイパル」の见学
酒蔵での取材の翌日は、旭川市科学馆「サイパル」の见学をしました。サイパルには「北国コーナー」「地球コーナー」「宇宙コーナー」の3つの展示コーナーがあります。
また様々な科学イベントが行なわれており、この日は我が颁辞厂罢贰笔5期生でもある、旭川市在住の片冈昭彦さん(高校教师をされています)による子供たち向けの低温実験教室が开催されていたので、我々も见学させていただきました。

片冈さん(颁辞厂罢贰笔5期生)の低温実験教室

「サイパル」见学の记念写真
(左から村松さん、柿本さん、片冈さん、川岛さん)
◆セレンディピティ?科学を変えた瞬间?
セレンディピティとは、「思わぬものを偶然に発见する能力」「幸运を招き寄せる力」という意味(広辞苑)。今回の担当は、ヨッシーさんこと、5期生の叁原さんです。

みんなで台本の読み合わせ。右端が担当の叁原さん
今回のテーマは、炭素で出来た梦の新素材「カーボンナノチューブ」です。
カーボンナノチューブは1991年に狈贰颁の饭岛澄男博士によって発见された炭素素材。この新素材は、引张り强さは世界最强、铜より电気をよく通し、ダイヤモンドより热をよく伝え、高热にも耐え、アルミニウムより軽い、という梦のような物质です。どんなお话になったかは、是非番组を闻いて下さい。
◆収録时のこぼれ话
今回は、マイクの傍らに高砂酒造の「风のささやき」を置いて、试饮しながらトークという非常に珍しい(不谨慎な?)収録となりました。番组を聴いてもらえば分かるのですが、やたらとテンションが高かったのは、この辺りに秘密があったのかもしれません。

美味しい日本酒を前に楽しく科学のお话
我々ラジオ班が今回の番组を収録中のスタジオに、颁辞厂罢贰笔5期生で选科生(叠演习)の田村亮介さんが取材に来て下さいました。ラジオ実习のことを记事にするそうです。取材することにようやく惯れてきた我々ですが、取材されるのは初めて。さてどのような记事が出来上がるのでしょうか、楽しみです。
収録が终わった后は、本格的にかぐわしい香りと味を皆で楽しみ、忘年会となりました。旭川远征の夜に负けず劣らず、夜更けまでディープな话が続きました&丑别濒濒颈辫;。
放送の最后では、いつもとちょっと违ったエンディングをつけてみました。この饮み会への伏线にもなっています。ぜひ、最后まで闻いてみて下さいね。

选科の田村亮介さん(左から4人目)も一绪に乾杯
(文责:毛吕达)